投稿日時 2017-07-23 18:07:19 投稿者 べり子 このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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ちりん、と音がする。 「風鈴か」 年配の男性の牽く屋台に所狭しと並べられている風鈴という物は硝子で出来ているようだ。 硬質な、けれど高く涼やかに唄うソレらは涼を感じる為の道具、らしい。 「物理的に涼しくなる訳じゃないがな」 音が鳴るだけだと思ってしまう自分には無用の物だろう。 けれど。 「爺さん、そいつくれや」 そう言ってさっと財布からきっかりの金額を出すと、並んだ風鈴から一つ器用に取り出した。 ちらり、と視線をやった事に気が付いたのだろうか。 白地に緑の蔦と赤い木苺が目立つその風鈴を手にし、さっさと歩き出すので、後を追う。 ちりんちりんと音が鳴る。 「さて、こっから階段だが、あの一人用の絨毯持ってるよな?」 立ち止まった先には暗く細い道があり、見上げれば遠くまで階段が続いている。 既に夕暮れ近くで先は見通せない。 「下駄なんて履きなれてないだろうから、そっちのがいいぞ」 その通りだけれど、普段履きなれているハイヒールだとしても自らの足で昇る気はしない。 遠くが霞んでちらちらと灯りが見えている。 何があるんだろうか。 「人混みも嫌いだろ?」 ええ、もちろん。 一人乗り用魔法の絨毯をマジックボックスから取り出して、遠慮なく浮かんで移動する。 「流石に姫抱きして昇るには俺の腰がキツイ」 それは私の心臓にもキツイ。 抱きつくのも、顔が近過ぎるのもよろしくない。 今日は目尻の辺りに赤く化粧が施されているが、虫除け効果があるらしい。 浴衣と言う服を着せられた後、私にも塗ってくれた。 植物から作られているのだろうけど、今度教えて貰おうかしら? そんな事を考えていると、虚空から魔法陣が浮かび上がり、 一輪の花が舞い降りる。 「んじゃ、行くか」 ツリガネソウの様なその花は僅かに発光していて、薄暗闇になりかけた道を照らしだす。 ……やっぱり、割とロマンティストよね。 べり子さんもたまにはがんばるのです。 というわけで色々設定盛り盛りして楽しくお絵描きです。 目尻に赤いラインを入れたい→虫除けにすれば付けてくれるんじゃなかろうか むしろ植物学者的に素敵じゃなかろうか。 蚊にベリーさんの血を吸わせてなるものかと言う何か。 浴衣→ベリーさん着付け出来なさげ。きっと着せてくれる。 ツリガネソウ的なライト→ファンタジー的に美味しい。私が好き この後は階段の上にある隠れ家的お食事処?宿屋?で花火を見るのです。 (・w・)<描きたい!! でもまだ作業色々終わってない!! でもサウザン先生は別腹。仕方ないね。大好きだからね!! |
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